日々奥様が使っているホンダオデッセイも、もう14歳。15万キロに届きそうな走行距離。まだ大丈夫!と、思っていましたが、やっぱりちょっと怪しいところが、あちらこちらに。。。

 今年に入ってからいろいろと物色してましたが、どうもピンとくるクルマが見つからない。うーん、とか思っていたら新しいV60良いじゃないですか。

 奥様はとにかく安全装置が欲しいらしく、まぁ安全装置と言ったらボルボがいいに決まってると勝手に思い込んでいる自分は、今回のV60のアップデートと相まって決定してしまいました。

2018年時点ではハイブリッドがない

 2018年10月時点で選択できたのはモメンタムというベーシックモデルかインスクリプションという初めからいろいろついているモデルの2種類で、それぞれガソリンエンジンのみ。ハイブリッドは来年3月からの販売になるといわれました。

 AWDがいいと思ってはいましたが、それはツインエンジンと呼ばれているハイブリッドモデルだけのようで、契約のときに選ぶことはできませんでした。正直近所に買い物に行くか、一挙に遠乗りするかのどちらかだし、まさかVolvoで峠を攻めに行ったりしないので、細かい性能はどうでもよくて、走行中の車内の居心地が大きなポイントでした。

V60のインテリア

 もちろん好み次第ですけど、ステキです。試乗車はブロンドと呼ばれる明るいグレーが基調になったモデルでした。最近のクルマらしく空調や音楽のコントロールは全部タッチパネル。反応速度も悪くはないです。自分は終始、後席にいたので前席の具合はよくわかりませんが、空間はいたって快適。

 見た目で気になるところは一切ありませんでしたが、センターにある小物入れに微妙に不思議な仕切りがあったり、使い込んでいくと機能面で若干気になる部分はあるかもしれません。とは、言ってもどんなクルマでも軽微な謎なんてあるし、購入を左右するようなレベルではありません。

 むしろこのレベルのインテリアをもった車はなかなかありません。とくに価格を考えれば。オプションで悩んだのがオーディオシステム。オプションの Bowers & Wilkins 15スピーカーシステム、出力なんと1100W!でも32万します。毎日乗るのが自分なら間違いなくチョイスしていましたが、奥様カーなので今回はスキップ。試乗のときにこのシステムが搭載されたデモカーがなかったので、聞き比べができなかったのが残念です。

 しかしながらインスクリプションのデフォルトオーディオシステムでも600W以上の出力があって、聞いてみましたが別段不満のあるものでもありませんでした。どうせmp3とかに圧縮された音源ばっかり聞くんでしょうし、まぁデフォルトで十分な印象でした。最大の謎はセンターの小物入れの奥底に設置されたCDプレーヤー!うーん、要らない。

V60のエクステリア

 先代のV60とは大きく違う印象で、新しくでたV90にそっくりの顔、V90と比べて、もう少し垂直に近いリアエンド、これ昔みたいに垂直だったらよかったのに。。。

 個人的にはこのリアエンドのデザインがイマイチに感じます。なんかまだデザインしている途中に見えて仕方がない。顔は相当美人なんですけど、リアの造形の線があちこちに向いている感じがして、どうも落ち着かない。まぁ乗っていると見えないので良いんですけど、惜しいなぁ。

 トリム関連は上品で良好。可もなく不可もなく、やるべきことがキチンとできている印象です。

使えるクルマ

 奥様が日々乗る車ということで、今回の目的は、1使いやすい、2安全、3壊れない、という条件です。

 1は全く問題ないと思います。フツーにボルボ。リアシートを倒すのもボタンでバタン。起こすのは手動ですけど。荷室部分もフツーにボルボ。仕切りがあって、フックがあって、ネットがあって、トノカバーもあって、その昔自分が乗っていたV70と似た印象でした。

 いつでも起動できる360度カメラも搭載、バックアップのとき起動するカメラを選べたりズーム機能があったり、ダウンサイドが一切想像できません。

 ステキなのはリアハッチの開閉を足でできること。リアの左下に足をひょいとけり入れて素早く足を戻すと、ハッチがういーんと開きます。これは便利。

Volvoというブランド

 職業柄、企業のブランディングって必ず気になるんですけど、自分の理解では一回はプレミアムブランドになろうとしていたボルボ。今では身の丈にあったものを提供していこう、自分たちが持っている得意技を惜しみなくアピールしていこうという、無理のない健康的なものになった気がしました。

 たしかに安い車ではありませんが、内容を考えたら正当な価格ですし、広告のためにムダなお金を使ってない印象ですし、ある意味本来の姿に戻った印象でした。

納車は12月末になるらしいですが、非常に楽しみ。自分が運転席に座ることはめったにないと思いますけど。

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