iPad Proが到着して10日くらいたちました。
自分は初代のiPad、iPad2まで購入して、
2を息子にあげてからというものiPhone専門でした。

一連のペイントソフトの印象
Adobe Sketch
Adobe Draw
Autodesk Sketchbook
Procreate
を試したました。
どれも書き心地は良いですが、
実世界の絵を描く行為とはやっぱり異なります。
例えば油絵をiPad Proでシミュレートなんていうのは、
愚の骨頂というか、これは全く異なる行為で、
実世界の描く感覚を期待すると、裏切られます。
これは新しい道具だ!と思えば素晴らしく思えてきます。
で、上の4ソフトで描き比べてみました。
どれも書いている最中に、
ペン先の
かたち、
太さ、
濃さ。

は変えていません。
全部、筆圧と傾きで変化が起きています。

Adobe Sketch
Image-1

概ね快適ですが、
レイヤーの取り扱いがイマイチな印象。
他のスケッチ系みたいにバンバンレイヤー増やせれば良いんですが、
イメージを読み込むしかレイヤーを追加する方法がありません。
Adobe Blogにもこのあたりのことが、記載されています。
これが非常に不便で、
せっかく失敗が許されるデジタル処理なのに、
下絵だけ別レイヤーっていうのはちょっと。。。
今後のアップデートに期待です。
鉛筆の書き心地はいちばんしっくりきました。
傾きだったり、筆圧だったり、
描いていて、違和感ゼロです。

Adobe Draw


機能は大変よいんですが、
書き心地が、ペイント系とはやっぱり異なります。
当たり前なんでしょうけど、
ベクターデータなので、
描き終わったときに、
なんか違和感。。。
ベクターデータですもんね。。。

Autodesk Sketchbook


歴史が長く、アート系ソフト業界の大手だけあって、
完成度が非常に高いです。
UIも一番直感的に使えました。
レイヤーもバンバンいけますし、
ペンの選択もサクサク。
まさしくスケッチブック。
自分はいちばんしっくりきてます。
無料版もありますが、
すぐに有料のペン先が欲しくなります。
自分はすぐに欲しくなって、購入しました。

Procreate


App Storeでかなり優先的におすすめ表示されていますが、
鉛筆の感じが秀逸。
UIに少し癖を感じましたが、
鉛筆をゴシゴシする感じは悪くないです。
ちょっと大げさなくらい、ペンの傾きに反応します。

グラフィックデザイナーの自分としてはAdobe Drawに表現の可能性を感じます。
実世界の書き心地を究極に再現というよりは、
新しい表現のためのツールという視点ですけど。

いずれにしろ、どれも一長一短、
帯に短し襷に長し、
といったところでしょうか。
まぁ、工夫しだいですね。
でも、確実にこの世界、前進しています。
そして、散財は続くのです。。。

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