EVだろうがクルマはクルマ、Porsche タイカン

EVだろうがクルマはクルマ、Porsche タイカン

クルマっていうのは、やっぱりかっこよくないと嫌です。もちろんその判断には許容範囲があって、ここ100年ほどで培われたクルマに対する生理的感覚みたいなものがあって、新たなデザイン的な提案に対しても、その生理的感覚がベースになって反応するんだと思います。それは時代の流れの中でのデザインに対する感覚も加味されていくんだと思いますが、新しくでたポルシェタイカン、見事です。

フロントの妙な造形も全体で見てみると、メイクセンス。Porscheという大きな看板を背負いながらEVという、まだ意味がよくわからないものを製品として出してしまう、この行為自体がブランドに厚みを与えています。

EVといえば先駆者であるテスラが真っ先に思い付きますが、冷静になって、そのデザインをよく見てみると、多くの提案は感じられるものの、品というか、なにか重みを感じることができません。そして、あのB級SF映画に出てきそうな外観をもったサイバートラック。かつてのAppleもそうでしたが、結局はいつも自分のそばにおいておく道具に対してデザインを死に物狂いで追及していく、当たり前のことですが残念ながらテスラにはそれが感じられません。

でも、やっぱりコンセプトカーのほうがかっこいい

タイカンのデザインは非常に優秀だと思いますが、それでもやはりコンセプトカー時代の外観のほうが素敵に見えます。特に後輪のフェンダーの盛り上がり方と、ボディの絞られた感じが生む全体のコントラストのあるシルエット。微妙なんですけど、これはよかった。まだ実写を目の前にしていないので、いざ見ると印象はかわるかもしれませんが、ここは実現してほしかった。とは言っても、 他のモデルに比べればコンセプトカーをそのまま出した感がかなりあるのは確かです。えらい!