Adobe Illustrator 2020でパスの単純化が大きく進化していました。
たとえばこんなパスがあったとします。
この図形、まだアンカーポイントを減らせますが、
以前のオブジェクトメニュー>パス>単純化…をやると、設定次第ですが、元の形から変わってしまうケースがほとんどでした。
Adobe Illustrator 2020では単純化コマンドを実行すると
こんなインターフェイスが表示されて、スライダーを左右させることでアンカーポイントの数を調節できます。
さらに、一番右の・・・をクリックすると、
拡張パネルが表示されて、細かな設定が可能になります。
変更前のパスを表示にチェックを入れると、元のパスが赤く表示されます。
この図ではアンカーポイントが6個から3個に変わっていますが、図形はほとんど変形していません。
さらに賢くなったのが
このアンカーポイントの削除ツール!ペンツールを長押しすると出てくるやつです。
このツールでクリックしたアンカーポイントは即刻削除されますが、当然図形は変形します。
円の一番したのアンカーポイントをクリックすると当然こうなりますが、
Adobe Illustrator 2020では、Shiftキーを押しながらクリックすることで
こんな風に精いっぱい原型を保とうとします!
すげぇ。
今回のアップデート、全体の処理速度も大幅に改善されているようで、ぼかしやドロップシャドウは爆速になっていました。
自分のWindowsの環境では、起動した直後ホーム画面に今まで開いた書類が空の状態になっている不具合が発生していますが、その他はいたって良好です。